盆栽が増えていく言い訳のお話
「盆栽で思い出の風景を再現する」というようなことを書いてある記事を見かけました。
そこで思ったのがこちら
西穂山荘から新穂高ロープウェイの西穂高駅口🚡に向かって歩いているときの風景だったはず。
その日は曇天で
しん、としていて
全ての音が雪に吸い込まれるような静けさで
不思議と寒くなくて
お山を歩きながら頭の中で流れる仕事のことや日々の雑多なことたちがみんな音と一緒に吸い込まれていくような気がして、何度も来てるところだけど、特別心に残っている風景です。
冒頭の、風景の再現っていうワードから導かれて、この記憶(感じ)を形にしたいなーと思いついた訳なのです。
標高で言えば2156m↑の高所で、正直何の木かわからないのですが…寒いといえば蝦夷の国だからという理由で、つくるとしたら蝦夷松一択でしょう!と決め込んだのでした。
次々とお迎えした結果ここに行き着いたのは、ただ単に「ほしい」だけじゃなくて、その旅の記憶を紡ぎたい気持ちのあらわれなのかなと思ったりします(言い訳)。
だって今年(2020年)の夏にはじめての盆栽(この子)
をお迎えしてから今までの暮らしを振り返ってみると
手さぐりでお世話をしているとき、仕事のこととか日々の雑多なこととかがすーっと自分から離れていく感覚は、旅の記憶にとても似ているなーと気づいた訳なのです。
コロナ禍でお出かけは自粛してるけど、お家にいながら時間も空間も飛び越える盆栽生活に出会えたこと、それが今週のお題「自分にご褒美」そのものかなと思います(盆栽が増えていく言い訳)。
次はいつ行けるかな。大好きな新穂高ロープウェイ🚡のサイト