蝦夷松探して三千里のお話②〜九霞園訪問編
前回のお話
蝦夷松にくわしいお方にお話を聴けたらと思い、Web検索。
すると、大宮盆栽村にある九霞園さんがヒット。
蝦夷松の取り木を世界ではじめて成功させたという記事を読み、きっとたくさんの蝦夷松があるのではないかと思い、さっそく足を運びました。
住宅街の中にあるので門がみつけにくく、なんども行ったり来たりしてしまいました😅
門をくぐると、自然のままの盆栽たちがたくさん。葉がくるくると巻いている杉や、葉がサボテンみたいに膨らんでる杉があったりして驚きの連続です。
そしてお手入れをしているおかあさんにご挨拶すると、園の説明をしてくださいました。
なんと九霞園さんでは、盆栽に針金をかけないそうなんです。
「子どもと同じで、枝もそれぞれ伸びたい方向がある。読者が好きな子に運動させたり、勉強嫌いな子に机に向かわせたりするのがダメとは言わないけど、育ちたい方向に育っていくのを大切にしている」
というお話をいただき、自由を包み込む盆栽の養育方針に感銘を受けました。
自分が盆栽だったら…
きちんとしつけられてどこにでても恥ずかしくない素敵なレディになる園で育つのもいいし、
自由に育って愛してくれる人たちに愛される子になる園で育つのもいいな、なんて思ったり。
自然な姿を重んじているからか、園内にはビオトープのような池があったのも納得でした。
青森などから足を運ばれるお客様もいらっしゃるようで、この愛される園がいつまでも続いていきますように、と思いました。
が、当初の目的だった蝦夷松くんの販売にはこちらでは出会えず…でした。世界ではじめて取り木に成功した蝦夷松様の末裔があったら欲しかった(でもきっと高価で手を出せなかったんだろうなー)。
蝦夷松探しの旅はつづきます。
盆栽園さんでは写真が自由に撮れないため、文字ばかりになってしまいました。ここまで読んでくださりありがとうございます😊